◇◆ 治療継続支援プログラムを策定する ◆◇
本研究会定例会の看板プログラムであるグループワークは参加者が5つのグループに分かれ、月経困難症の受診行動に至った患者さんの治療継続を支援するプログラムの策定が課題に設定され取り組みました。本課題によるGWは今回そして次回第26回定例会の全2回シリーズで実施予定です。事前に提示された課題ケースにて月経困難症に関する疾患・診断・治療実態の把握を行い、当日はグループ内で患者さんの現状・PSPを活用した理想的な状態・具体的な施策やツールについてディスカッションが行われました。ディスカッションを通じ本施策の対象と目的(誰の何を解決するか)PSPの目的と内容(誰の何を解決するために何を提供するか)について学びました。
グループ発表では、共通する部分や独自な意見もあり、講演者の萩野氏より、本人だけでなく会社(上司)や学校等幅広い環境における疾患に対する理解促進を目的とする施策は興味深いという意見も出されていました。高橋代表からは企業が患者とどう向き合い支援を行うかはDTCの根幹の課題であり、その中でもPSPは今後特に注目すべきテーマであること、厚労省より平成31年に提示されたグレーゾーン解消制度における回答もPSPの助長と繫がるだろうとの意見がありました。