疾患啓発(DTC)研究会

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私の疾患啓発活動
研究会の会員が、疾患啓発活動を通じて感じたこと、患者さまやそのご家族とのエピソードをご紹介します。

第一回

内資系製薬企業社員 N・Fさん


前職の某外資系製薬企業で営業に携わっていた約30年前の話です。
当時、DPB(びまん性汎細気管支炎)という、発症してからの5年生存率がおよそ50パーセント前後と極めて予後の悪い難治性呼吸器疾患がありました。
症状としては、大量の痰、持続する咳、息切れ、呼吸困難などであり、ときに300ミリリットルもの痰が一日で排泄されることもある重篤な疾患で、その頃はまだ効果的な治療法がなく、多くの患者さんが苦しんでおられました。

そして、1980年後半に工藤らにより「マクロライド少量長期療法」が発見され、その後1990年代には画期的な治療法として確立し、不治の病と言われていたDPBが完治できる疾患となりました。
そんなあるとき、工藤先生からある患者さんを紹介され、「私は長い間DPBに苦しんできましたが、先生とおたくの薬のお蔭で良くなり、この前富士山にも登れるまで元気になりました。本当に有難う。」と言っていただき、この研究のサポートに携わってきた製薬企業の一員として非常に感動したことを今でも忘れられません。

自分自身は直接医療行為には関われませんが、苦しんでいる患者さんのため薬を通して少しでもお役に立てれば、これほどの喜びはありません。
30年前とは違って、今では製薬企業が患者さんに向けて正しい疾患啓発活動ができるようになりました。これからはあのときの感動を忘れず、患者さんにより役立つ正しい情報を伝えていけるように日々取り組んでいきたいと思っています。