疾患啓発(DTC)研究会

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第15回定例会議事録
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●疾患啓発(DTC)研究会 
 第15 回定例会 (平成 30年 11月 7日 開催)
 
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疾患啓発(DTC)研究会の第15回定例会が11月7日(水)に科研製薬株式会社本社の19階会議室にて開催されたので、その内容を報告する。

今回は従来からの定例会の形式である講演とグループワークの二本立ての内容に戻り、会員社17社の25名の参加のもと開催された。



◇◆ 【 第一部 】講演 ◆◇


公益社団法人日本広告審査機構(JARO)の審査部長である橘一氏による「JAROの活動内容と消費者からの苦情申し立ての事例」という演題により講演が行われた。名前はよく知っていてもその活動内容については詳しく知らなかったJAROの概要がよく理解でき、豊富な苦情申し立ての事例によって消費者への対応方法がよく分かった。

質疑応答では、「医療用医薬品はとても厳しい制約のもと消費者への情報提供活動をしているのに健康食品などが医薬品まがいの広告をしているのを常日頃苦々しく思っていた。そういう事案については製薬企業の社員がJAROに通報してもよいのか?」という質問があり、「そういう時はすぐに連絡して欲しい。1件の苦情申し立てでもJAROは適切に受け付ける。」という回答があり、会場からは思わず安堵の声が出ていた。


◇◆ 【 第二部 】グループワーク&総合討議 ◆◇


参加者が4チームに分かれ、事前に提示されていた課題についてグループごとに討議が行われた。今回の課題は指定難病を適応とする新薬Aの上市後の疾患啓発活動に関するリスクの検討とそのリスクに対する対策であった。

参加者は事前にかなり課題について調べてきており、短いグループワークの時間の中で各チーム効率的な討議を行っていた。最後に各チームの発表があり、同時に総合討議が行われた。
各チームではベテランのファシリテータが討議の取りまとめを行い、4チームそれぞれ違った視点からの発表であったのは興味深く、本研究会の特徴ともなっている課題シートによるグループワークの有効性が改めて認識された。


◇◆ 情報交換会 ◆◇


定例会が終了し記念撮影のあと、参加者は会場近くのイタリア料理店に場所を移し情報交換会に臨んだ。定例会ですでに顔なじみになっている会員もはじめて参加した会員も和気藹々と当日のグループワークの課題の延長の討議や最近の製薬業界の話題など情報交換に熱心であった。この情報交換会も本研究会の名物となっていて、アンケートではいつも好評である。
宴たけなわのなか、中締めの挨拶がありお開きとなった。
話し足りない会員は、場所を移して討議を続けたようである。


◇ 謝辞 ◇


今回立派な会場をご提供頂き、運営のスタッフも派遣して頂いた科研製薬株式会社さまにこの場を借りて厚く御礼を申し上げます。


【 総会ならび第16回定例会のお知らせ 】


期 日: 2019年5月29日(水)14:00〜17:00を予定
     正式案内は、2019年3月頃を予定
会 場: 日本新薬株式会社 東京支社 7F会議室(予定)
講 演: 患者団体代表を予定
演 題: 調整中
※他にグループワークと情報交換会を予定

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