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●疾患啓発(DTC)研究会
第18 回定例会 (令和2年 7月 22日 開催)
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「 新たな視点で考える情報提供とは?」
ノーベルファーマ株式会社様から会場の提供を頂き18回目の定例会を迎えました。コロナ渦にも関わらず、マスクや消毒など個々の感染予防に加えて、ソーシャルディスタンスや室内換気を行いながら、14社24名の社数、参加者を得て開催されました。
冒頭の秋和代表理事からの開会の挨拶の後、疾患啓発綱領策定委員会委員長の高橋氏から綱領の報告があり、その後株式会社ミクス代表取締役の沼田氏の講演がありました。高橋氏の報告と沼田氏の講演を抄録でお知らせします。なお、製薬企業の疾患啓発に関して座学や情報交換を行う当研究会ですが、今回はいわゆる3密を避けるため、グループディスカッションや情報交換会は見合わせとなりました。
◇◆ 本邦初の疾患啓発綱領を正式発表 ◆◇
当研究会副代表理事で疾患啓発綱領策定委員会委員長の高橋義宣氏より、綱領の正式発表とこれからの利用方法についての報告が行われました。
2020年2月〜4月に実査した「疾患啓発活動実態調査(回答43社)」の結果からは、疾患啓発活動を行う際の明確な指針や留意点が現状では存在しておらず、実務担当者はあらゆる方面から情報を入手して試行錯誤をしていることが明らかになりました。そこで、疾患啓発綱領の策定をすべく、原案を作成してパブリックコメントを募集するとともに患者団体、業界団体、業界メディアからヒアリングを実施し、結果を反映して正式版として発表しました。疾患啓発活動の基本原則となる6つの行動基準を綱領の中に定め、疾患啓発活動に携わる者が行動基準に沿った活動に努めるとともに迷った時の道標として利用し、公明正大な取り組みを行うことで、結果として患者さんの利益に繋がり、更に疾患啓発活動について社会からの理解が深まり、製薬企業の責務を果たす前向きで重要な取り組みとして認知されていくことが期待されます。
詳細は当研究会のHPの「疾患啓発綱領」をご参照ください。
https://www.dtc-kenkyukai.com/contents2.html